「相打ち」とは、相手と同時に自分もまた同じ目にあうことを指す言葉です。具体的には、戦いや口論などで、相手にもダメージや損害を与えつつ、自分自身も同様のダメージや損害を被ることを指します。また、商取引や競争などでも、双方が同時に損失を被ることを表す場合があります。

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相打ちの例文と使い方とは

以下に「相打ち」の例文と使い方をいくつか挙げてみます。

二人は殴り合いの喧嘩をし、最終的には相打ちとなった。
二社間で価格競争が繰り広げられ、結果的に価格が下がり、どちらも同じくらい損害を被ることになった。この取引は相打ちだった。
交通事故で、両方の運転手が負傷して入院することになった。この事故は相打ちだった。
彼らは弁論大会で互いに論破し合ったが、結果は引き分けで相打ちとなった。
このように、「相打ち」は戦いや競争、論争などで、双方が同時にダメージを受ける状況を表す言葉として使われます。

相打ちの語源とは

「相打ち」の語源については諸説ありますが、一つの説としては、戦国時代に存在した兵法書「兵法家伝書」に記されたとされる「相打ちの法則」が起源となったという説があります。

この法則は、戦場で二人の武士が剣を交えた際に、お互いに一発の打撃を交わすと、必ずどちらか一方は死亡するというものでした。これが「相打ちの法則」と呼ばれ、やがてこの言葉が「相打ち」という言葉として広まっていったとされています。

また、「相打ち」の意味が転じて、対立する二者がお互いに打ち合って、どちらにも優位な勝者が出ず、同時に破滅することを指すようになりました。

現代では、競争やトラブルでお互いに傷つけ合う状況を表現するためにも用いられるようになっています。

相打ちの対義語、または反対語に近い言葉とは

「相打ち」は、互いに打ち合って、どちらも負けたり勝ったりすることを表します。このような状態の反対語や対義語は特にありませんが、対局や競技などで使われる「勝ち負け」や「決着」といった言葉が近い意味を持っています。

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