ハサミの起源は古代エジプトやローマ時代にまで遡りますが、現代のような鋼鉄製のハサミが一般的になるのは、17世紀ごろからとされています。この時期には、鋼鉄製品の生産技術が向上し、ハサミやナイフ、はさみなどの工具が普及するようになりました。また、17世紀のドイツでは、シェアリングシザー(羊毛を刈るためのハサミ)の生産が盛んになり、これが鋼鉄製のハサミの普及につながったと考えられています。以降、ハサミはさまざまな用途に使われるようになり、現代に至るまで、私たちの生活に欠かせない工具の一つとなっています。